MIYATA
症例紹介
2025.08.06 - Wed
🌿59歳、重症の抜け毛と薄毛からの回復──心と体を見つめ直して取り戻した“私の髪”
はじめに:「なんでこんなに髪が抜けるの……?」
59歳の秋、彼女は人生で初めて「体が壊れていくような感覚」に襲われました。
髪が抜ける。眠れない。疲れが抜けない。
心も体も、何かが限界に達している──そんな感覚でした。
【ある患者さんの物語】
髪を失った日常の変化
家族の介護を長年担ってきた彼女。
自分のことはいつも後回しで、ふと気づいたときには体調も、心も、疲弊していました。
家族との距離・心の不安
・イライラが止まらない
・人の話が頭に入らない
・気づけば「笑っていない自分」に気づく
人前に出ることへの抵抗感
シャンプーのたびに髪がごっそり抜け、鏡を見るのが怖くなっていきました。
分け目は広がり、帽子が手放せなくなる日々──。
【最初の受診:標準治療の限界】
処方された薬とその効果
最初に訪れたのは大手のAGAクリニック。
受けた治療は、全国どこでも行われている標準的な内容でした。
- ミノキシジル(2.5mg)内服
- スピロノラクトン(25mg)内服
- ビタミン・ミネラルのサプリメント
- ケトコナゾールシャンプー
- 赤色LED光線照射(在宅)
医師の説明に感じた違和感
「初期脱毛です」と言われても、抜け毛は止まらず。
髪はどんどん減っていき、「本当にこれで大丈夫なのか?」という不安だけが残りました。
【転機となった受診:ミヤタメディカルクリニックへ】
思い切って体全体を見てくれる病院へ
「髪の問題じゃなくて、体の中に原因があるのでは?」
そんな直感から、彼女はミヤタメディカルクリニックを受診しました。
初診時の状態



【初診時(2023年12月撮影)】
当院を訪れたときの彼女の状態は以下の通りです:
- 分け目が大きく広がり、頭皮が透けて見える
- 顔色は青白く、全身の倦怠感を訴える
- 食欲不振と便通異常、慢性的な不眠
【当院で見つけた“本当の原因”】
栄養障害・腸内環境・慢性炎症の評価
当院で初めて行ったのは「髪ではなく、体と心の状態を見ること」でした。
その結果、以下のような異常が見つかりました。
- ビタミン/ミネラル不足
- 自律神経失調症(慢性緊張)
- 腸内環境の悪化
自律神経の乱れと血流低下
・常に交感神経が過緊張
・動機
・睡眠障害
【当院のアプローチ:髪を生やすのではなく、状態を取り戻す】
治療の3本柱:栄養・腸内環境・神経
私たちは「髪の毛は心と体の状態を映す鏡」と考えています。
そのため、髪だけに目を向けるのではなく、「体を整えること」を最優先に考えました。
- 栄養状態の再構築(ビタミン・ミネラルの補充)
- 腸内環境の改善(整腸剤・食事指導)
- 自律神経の安定化(漢方、生活習慣の見直し、カウンセリング)
※外用薬は一切使用しませんでした。
【そして、訪れた変化】
初期3ヶ月で見られた回復兆候
- 1か月で抜け毛が解消
- 睡眠の質の改善
半年後、髪と心の変化
- 髪のハリとボリュームが回復
- 分け目が自然にカバーできるように
- 「顔が明るくなった」と言われるように


【8か月後の頭髪状態(2024年6月撮影)】
【なぜ他院では治らなかったのか?】
対症療法の限界
一般的な女性の薄毛(FAGA/FPHL)治療は以下3点に集中しています。
- 血流改善(ミノキシジル)
- ホルモン調整(スピロノラクトン)
- 真菌や皮脂対策(ケトコナゾール)
しかし、それは「髪の根本原因」が別の場合の患者さんにとっては無効です。
標準治療と根本治療の違い
- 外からの刺激 vs. 内側の再構築
【他院との比較:ミヤタ式の特長】
| 項目 | 一般的な女性薄毛治療 | ミヤタ式アプローチ |
|---|---|---|
| 原因の検査 | 基本なし | 栄養・腸内・自律神経を精査 |
| 精神面のケア | ほぼなし | 必要時カウンセリング |
| 治療のゴール | 髪が生えること | 心と体が整い、髪が戻ること |
| 抜け毛のコントロール | 限定的 | 多くが停止に成功 |
| 使用薬剤 | ミノキシジル/ スピロノラクトン内服 | 漢方+サプリメント主体 |
【よくあるご質問(FAQ)】
治療を受ければ、必ず髪が戻りますか?
体質・病歴によるため100%の保証はありませんが、「体の異常が原因である抜け毛」に対しては、非常に高い改善率が得られています。
ミノキシジルやスピロノラクトンとの併用は可能ですか?
はい。必要に応じて併用しながら、徐々に根本治療にシフトしていくことが可能です。
【文献に基づいた科学的根拠】
- Trüeb RM. “The Impact of Nutritional Deficiencies on Hair Loss.” Dermatol Pract Concept. 2018.
- Kang JH et al. “Gut microbiome and alopecia.” Front Microbiol. 2021.
- Hordinsky M. “Female Pattern Hair Loss.” Dermatol Clin. 2021.
【最後に:あなたの髪と心に向き合う治療へ】
「髪の悩み」は「生き方の悩み」
「年齢だから」「遺伝だから」──そう言われて諦めていませんか?
実は、その抜け毛には、治る原因が眠っているかもしれません。
あなたに必要な“第一歩”とは
髪だけを診るのではなく、あなた自身を診る治療を。
「髪を育てる」のではなく、「あなたを取り戻す」治療を、今ここから始めましょう。
ミヤタ メディカル クリニック 女性毛髪外来
■ 編集・監修情報
【文責・監修:ミヤタ メディカル クリニック
院長兼脱毛症専門外来主任部長 宮田 晃史】
