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瘢痕性脱毛症とは?診断・治療法と円形脱毛症との違い

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ミヤタ メディカル クリニック

脱毛症外来
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瘢痕性脱毛症の治療

瘢痕性脱毛症
適切な診断と治療で、
イヤな気分からの卒業をお手伝いします。

弱拡大

瘢痕性脱毛症 弱拡大

強拡大

瘢痕性脱毛症 強拡大

瘢痕性脱毛症とは?どんな病気?

瘢痕性脱毛症は、毛穴の元(毛包)が炎症で壊れ、
傷あと(瘢痕)が残って髪が生えなくなる病気です。
早めに炎症を止めれば進行を防げますが、
放置すると脱毛が広がり、元に戻すのが難しくなります。

円形脱毛症と間違われることがあります

見た目が円形脱毛症と似ているため、
誤診されることがあります。
円形脱毛症は毛穴が残って再生しますが、
瘢痕性脱毛症は毛穴自体が壊れるため、
皮膚病理検査(生検)確定診断が必要です。

当院でも、他院で円形脱毛症と診断されていた方が、
検査で瘢痕性脱毛症と判明することがあります。
正確な診断には、脱毛症に詳しい専門医の受診が大切です。

瘢痕性脱毛症の診断方法と見分け方

典型的な見た目の特徴

  • 毛穴がなくなって、つるっとした皮膚になる
  • 脱毛部分のまわりが赤くなったり、かさぶたができる
  • かゆみやピリピリした痛みを感じることも

症例1(通常)

瘢痕性脱毛症 症例1 通常

症例1(拡大)

瘢痕性脱毛症 症例1 拡大

症例2(通常)

瘢痕性脱毛症 症例2 通常

症例2(拡大)

瘢痕性脱毛症 症例2 拡大

診断のポイント

確定診断には皮膚病理検査(生検)が必要です。
皮膚の一部を取って顕微鏡で観察し、
炎症細胞の種類を確認して瘢痕性かどうかを判断します。

瘢痕性脱毛症のタイプ

① リンパ球タイプ(免疫の暴走型)

体の免疫が毛穴を攻撃してしまうタイプです。

例:
・毛孔性扁平苔癬(もうこうせいへんぺいたいせん)
・慢性皮膚エリテマトーデス(ループス)

毛孔性扁平苔癬(通常)

毛孔性扁平苔癬 通常

前医療機関では円形脱毛症と診断され、治療しても改善なく当院受診。
精密検査にて毛孔性扁平苔癬と診断されました。

毛孔性扁平苔癬(拡大)

毛孔性扁平苔癬 拡大

この所見だと円形脱毛症と見分けるのは困難です。

② 好中球タイプ(感染型)

細菌(特に黄色ブドウ球菌)が関係しています。

例:
・禿髪性毛包炎(とくはつせいもうほうえん)
・解離性蜂巣炎(かいりせいほうそうえん)

③ 混合タイプ(ケロイド型)

後頭部などに多く、皮膚が硬く盛り上がるのが特徴です。

瘢痕性脱毛症の治療法

瘢痕性脱毛症の治療目的は、炎症を止めて脱毛の広がりを防ぐことです。
毛穴が壊れてしまった部分は再生が難しいですが、
残っている毛を守り、見た目を整える方法があります。

① 炎症をしずめる治療(保険診療)

  • ステロイド注射
  • 広い範囲ではステロイド内服を使用
  • 強力なステロイド外用薬を併用(長期使用は注意)
  • 感染を伴う場合は抗菌薬の内服と外用を組み合わせる

【標準治療の限界について】
標準的な保険治療では、ステロイド内服を行わない限り、
進行を止めるのは難しいのが現状です。
外用薬や注射だけでは表面的な効果にとどまり、
根本的な炎症の拡大を防ぐのは困難です。
ステロイド内服は効果がありますが副作用のリスクがあり、
長期的な継続が難しいため、治療が後手に回りやすい傾向があります。

② ミノキシジル外用(保険適応外)

残っている毛を太く見せる対症療法です。
根本治療ではありませんが、見た目の改善に有用です。
中断すると元に戻りやすい点に注意が必要です。

③ ミヤタ式毛髪メソッド(保険適応外)

当院独自の方法で、原因となる隠れた疾患を特定し、
根本から治療して再発・再燃を防ぎます。

  • 自律神経・免疫・腸内環境・ホルモン・栄養を総合分析
  • 根本原因を治療し、増悪・再発を予防
  • 炎症が落ち着いた後、形成外科や植毛専門医と連携して整容的回復をサポート

2025年10月時点で世界初の臨床モデルとして報告されています。

④ 整容的ケア

  • 病変部を刺激しないように優しく洗髪
  • 髪型を工夫してカバー(中央でまとめる・部分ヘアピースなど)
  • ウィッグ着用
整容的ケア

瘢痕性脱毛症の手術による回復

炎症が完全に落ち着き、2年以上再燃がない状態であれば、
縫縮術皮膚移植術植毛術が検討できます。
炎症が残っている時に行うと悪化する恐れがあるため、
専門医の慎重な判断が必要です。

希望をもって治療を続けよう

瘢痕性脱毛症は「治らない病気」ではなく、
「進行を止め、自分らしさを取り戻す病気」です。
早めに正確な診断を受け、炎症をコントロールできれば、
整容的な回復をめざすことができます。
焦らず、医師と一緒に治療を続けましょう。

瘢痕性脱毛症のよくある質問(FAQ)

Q1. 円形脱毛症と何が違うの?

A. 円形脱毛症は毛穴が残っているため再生できますが、
瘢痕性脱毛症は毛穴そのものが壊れるため、自然には生えにくくなります。

Q2. 治療して毛髪は元に戻りますか?

A. 毛穴が破壊されているため完全に元に戻すことは難しいですが、
広がりを防ぐ治療や、植毛形成術で整容的な回復をめざすことが可能です。

Q3. どうすれば早く見つけられますか?

A. 髪の一部がつるっとして赤くなっている場合は、
できるだけ早く脱毛症に詳しい専門医を受診してください。
一般的な皮膚科では見逃されることもあるため、大学病院の専門外来が望ましいです。

参考文献

  1. 坪井良治. 「瘢痕性脱毛症のマネジメント」第113回日本皮膚科学会総会 教育講演, 2015年.
  2. Olsen EA et al. North American Hair Research Society classification of primary cicatricial alopecias. J Am Acad Dermatol. 2003.
  3. Harries MJ et al. Pathogenesis and treatment of cicatricial alopecia. Br J Dermatol. 2010.
INFORMATION

クリニック情報

漢方内科 / 統合医療 / 代替医療

ミヤタ メディカル クリニック

〒103-0027
東京都中央区日本橋 2-2-8 東京風月堂日本橋ビル9F

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院長
脱毛症外来主任部長
宮田 晃史

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