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2025.08.13 - Wed

治すヒント

 【保存版】円形脱毛症の種類とは?写真でわかる4つのタイプとその特徴

円形脱毛症の種類とは?写真と特徴でやさしく解説します

【結論】まずは種類を知ることが第一歩
円形脱毛症は「突然、髪の毛が丸く抜けてしまい、ひどいとカツラをかぶる事になったり、頭髪全てや体中の体毛もなくなってしまう」病気です。
でも、実はその種類によって、 原因や治療法、治りやすさが変わります。
まずは正しい知識を知って、 自分に合った対処法を見つけましょう。


Why:どうして種類で分けるの?

種類によって治療方針が変わるからです

同じ円形脱毛症でも、
・ 1ヵ所だけ抜けるタイプ
・複数箇所が抜けるけど、軽いタイプ
・「髪が大分なくなってカツラが必要になるタイプ
・髪が全部抜ける
・頭髪全てと全身の体毛が抜ける重いタイプ

上記と大まかにタイプが分けられますが、
病状によって治療方法も通院回数も大きく違います。


What:円形脱毛症の4つの主な種類とは?

1. 単発型(たんぱつがた)

単発型
  • 特徴:1ヶ所だけに脱毛ができる
  • 治りやすさ:比較的治りやすい、無治療でも1年後には最大20%位のケースは自然治癒
  • 3ヶ月以内に悪くなる(広がる、新しいのが出来る)可能性は約23%(当院調査)
  • 3ヶ月以内に重症脱毛症になる(ひどい抜け毛/紙が全部無くなる)可能性は約4.5%(当院調査)
  • 生え際の脱毛斑はそうでない部位と比べると治りづらい。

2. 多発型(たはつがた)

多発型
  • 特徴:2ヵ所以上に脱毛が出る
  • 病状が軽い場合(髪の毛で脱毛斑を隠せる位でウィッグが不要な程度)だと、単発型と同じくらいの病状
  • 病状が思い場合(髪の毛で脱毛斑を隠せない位でウィッグが必要な程度)だと、下の重症脱毛症に準じて治療。

3. 蛇行型(だこうがた)

蛇行型
  • 特徴:耳のまわりやうなじと髪の毛の生え際に帯状の脱毛斑
  • 標準治療では難治
  • ステロイド局所注射>光線療法>外用剤/内服薬の順で効果(私見)

4. 全頭型

全頭型
  • 特徴:頭部全域の頭髪脱毛
  • 難しさ:重症型上記で出てきた治療は原則無効

5. 全頭型・全身性/汎発型(はんぱつがた)

全頭型・全身性/汎発型
全頭型・全身性/汎発型
  • 特徴:頭髪だけでなく眉毛・体毛まで脱毛
  • 難しさ:重症型上記で出てきた治療は原則無効


How:どの種類か、どうやって判断するの?

見た目の範囲と数で分類します

  • 1つなら単発型、
  • 2つ以上なら多発型、
  • 帯状なら蛇行型、
  • 頭髪全体なら全頭型、
  • 頭髪全体+眉毛まつ毛なら全身性/汎発型

トリコスコピー(拡大鏡)で補助診断

  • 10倍に拡大した映像で脱毛斑を精密に観察します。
  • 精密に観察して、脱毛症の診断を確定させます。
  • トリコチロマニア(自己抜毛症)、瘢痕性脱毛症、AGAなどの鑑別をします。

頭髪牽引試験

  • 頭髪を引張り、病的な抜け毛の有無の判断をします。
  • 牽引する度に毎回1-2本以上の抜け毛があると、病状が進行性確定であると判断します。


治療や経過は種類によってどう違う?

単発型/多発型軽症

・外用剤(国内:ステロイド/塩化カルプロニウム、海外:5%ミノキシジル)
・内服(セファランチン、グリチロン)
・局所療法(光線療法、ステロイド局所注射)

蛇行型/多発型重症

・外用剤(国内:ステロイド/塩化カルプロニウム、海外:5%ミノキシジル)
・内服(セファランチン、グリチロン)
・局所療法(光線療法、ステロイド局所注射)
・面積が広いと局所免疫療法(SADBE/DPCP)
・JAK阻害薬(オルミエント、リットフーロ)

全頭型

・外用剤(国内:ステロイド/塩化カルプロニウム、海外:5%ミノキシジル)
・局所免疫療法(SADBE/DPCP)
・JAK阻害薬(オルミエント、リットフーロ)

汎発型

・外用剤(国内:ステロイド/塩化カルプロニウム、海外:5%ミノキシジル)
・局所免疫療法(SADBE/DPCP)
・JAK阻害薬(オルミエント、リットフーロ)


当院での取り組みと考え方

軽症円形脱毛症(抜け毛なしの単発型/軽症多発型)

円形脱毛症の背景には、 当院調査ではほぼ全例自律神経の乱れが確認されました。
上記の皮膚科標準治療、必要ご希望に応じて自律神経調整で漢方治療、必要時生活指導等を加えて当院独自の方法で治療を行います。

病的抜け毛/重症脱毛症の改善

当院の長年の研鑽により見出した円形脱毛症の原因を根本検査にて調べ、原因の根本治療を行い、病状の改善を目指します。
大学病院/自費AGAクリニックでも治らないケース/治療方法がないケースも対応しています。

円形脱毛症根治根絶/再発対策サポート

原因から根本治療を行った場合、円形脱毛症を卒業するお手伝いを行っています。


まとめ:種類を知ることが第一歩です

  • 円形脱毛症には5つの主な種類があります
  • 見た目での判断は難しいため医師の診察が大切
  • 当院では十分な診察により、正確な診断を行い、適切な治療を行います。


FAQ:よくある質問

Q1:複数あるけど、全部抜ける前兆?

A:当院調査では全部抜ける可能性は、発症3ヶ月以内に約4.5%と調査家カッカが出ています。

Q2:汎発型って完治しますか?

A:重症型でも改善例はあります。 長期治療が必要になることが多いですが、 適切な治療で回復する可能性も十分あります。

Q3:写真だけで判断できますか?

A:写真のみでは判断出来ない事があり、トリコスコピーや牽引テストが必須となります。


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【文責・監修:ミヤタ メディカル クリニック
院長兼脱毛症専門外来主任部長 宮田 晃史】


参考文献(一部)

  • Tosti A. et al. “Alopecia Areata: Clinical Aspects, Diagnosis, and Treatment.” Clin Dermatol. 2013.
  • Messenger AG. “Alopecia Areata: Evidence-Based Treatments.” Semin Cutan Med Surg. 2009.
  • Strazzulla LC et al. “Alopecia areata: An appraisal of new treatment approaches and overview of current therapies.” J Am Acad Dermatol. 2018;78(1):15–24.
  • Villasante Fricke AC, Miteva M. “Epidemiology and burden of alopecia areata: a systematic review.” Clin Cosmet Investig Dermatol. 2015;8:397–403.
  • Jabbari A. “Alopecia areata: Pathogenesis, diagnosis, and treatment.” Nat Rev Dis Primers. 2021;7(1):34.
  • 日本皮膚科学会 円形脱毛症診療ガイドライン 2024年改訂版