ここでは、脱毛症(特に円形脱毛症)にお困りの皆様に役立つよくある質問についてお答えしていきます。
Q.円形脱毛が何回も再発します。髪の毛のブリーチを定期的に行っていますが、それが原因でしょうか?
A.髪の毛を染めるのは色に関係なく、円形脱毛症には全く関係ないです。髪の毛のお手入れは気分転換になりますので、むしろ強くおすすめしています。ご安心下さい。
Q.頭に赤ニキビのようなものが出来た後にその回りの髪の毛が抜けているのですが、これは円形脱毛症でしょうか?
A.円形脱毛症かどうかは実際診察しないと判断がつきません。最近はトリコスコピーという拡大して毛髪と毛穴の状態を判断する検査器材があり、そちらを用いるとかんたんに診断がつくことがあります。それ以外にも抜け毛の状態や、頭髪以外の脱毛も確認したりしますので、お悩みになられている方は受診をお勧めします。
Q.以前からひどい抜け毛がありました。皮膚科を2-3件程度回っても、「円形脱毛症でないです。様子を見ましょう」または「AGAクリニックに相談して下さい」位しか言われません。デュタステリドとミノキシジルを個人輸入で準備して内服していますが、まったく改善がありません。最近急激に抜け毛があり、髪形が変わってきました。
どうすればよいでしょうか?
A.皮膚科の先生の仕事のメインは診断学です。また、円形脱毛症でない場合、保険の皮膚科の先生の出来る事は非常に限られています。また、AGAの場合、急激に頭髪が抜けて髪形が変わることはありません。当院自費脱毛症専門外来で原因検査とそこからの治療をおすすめめします。
Q.10代の女子です。シャンプーをするたびに20-30本くらい髪がすごく抜けます。
円形に抜けた感じはしないので、円形脱毛症ではないと思います。
どうやったら治りますか?
A.病気が何なのかは分かりませんが、病状としては病的な抜け毛と見受けられます。
代謝性脱毛症などはあってもよいと思います。
一度近所の皮膚科に相談に行かれるのをおすすめします。
また、当院自費体質改善外来では抜け毛の原因を検査で見いだし、そこからの根本治療を行います。原因が分かるので再発対策も行う事が可能です。
しっかり治したいと思われたら、受診をおすすめします。
Q.円形脱毛症になりました。母親がそれを見つけて、「ストレス大丈夫?何で早く言わないの!」と心配します。
円形脱毛症の原因はストレスなのでしょうか?
A.円形脱毛症の原因はストレスだけではありません。詳しくは当院脱毛症専門外来サイトで確認して下さい。
簡単にまとめます。
・ストレス以外の原因も沢山ある
・ストレスの影響力は非常に強い
・原因は1つでない
・原因の多くは、生活習慣(考え方/行動の仕方)です。
ご参考下さい。
Q.円形脱毛症が出来てしまいました。原因は何でしょうか?
他のサイトですと、自己免疫説、アトピー説、ホルモンバランス説、ストレスなどいわれています。
皮膚科のサイトとその影響受けたその他のサイトでも大体似たようなことしか書いていません。
では実際にそういう原因だからといって、皮膚科保険診療でその原因から治すという事は行われていません。
内科の先生の所に行っても、おそらく「皮膚病だから皮膚科に行って!」と取り合ってくれないと思います。
当方で長年の診療で分かった原因があります。簡単に言うと、「生活習慣病」です。
つまり、ご自身でご自身のお手入れに必要と思って取り組んでいることがご自身の体に合っていない状態です。
その結果として、腸内環境異常、肝機能障害、遅延型アレルギー、金属汚染、感染症、冷え性、慢性疲労、栄養障害、自律神経失調症、ストレス、夜更かし、不眠症という体内の内部環境の異常が生じ、結果として脱毛症が生じています。
またもう1つ大切な話があります。それは、「原因(体内環境の異常)は1つではない」という事です。
こういった原因の治療を行う場合は、
・異常を起こす行動パターンを見直すこと
・異常によって生じた体内環境の異常を治療する事
の療法が必要です。
根本的に治したい方は当院自費体質改善外来の受診をおすすめします。
Q.コロナウイルスにかかった後に円形脱毛症になったのですが、関係ありますか?
A.感染症にかかると円形脱毛症になってしまう事は昔から言われています。当院でもインフルエンザにかかった後や副鼻腔炎にかかった後に円形脱毛症になった患者さんがいます。コロナウイルスに関しても当院では2022年8月現在で3人の患者さんがいらっしゃいます。1名多発性脱毛症、2名は全頭型脱毛症の方でした。
コロナウイルスによる脱毛症は休止期脱毛症という脱毛症になると言われており、休止期脱毛症は自然に治っていくことが見込まれると言われています。円形脱毛症と休止期脱毛症の見分けはそれなりのトレーニングを受けた医師でないとできません。また、円形脱毛症と休止期脱毛症が同時に存在するケースもあります。
円形脱毛症と休止期脱毛症の治療は治療方法が異なります。
コロナウイルスが原因かどうか確かめる検査はありませんが、お困りなら医療機関の受診をおすすめします。
Q.円形脱毛症の再発が怖いです。何をすればよいでしょうか?
当院の診療での実際を踏まえてお伝えします。原因は検査をしないと分からない事だらけです。検査をしなくても分かる事は以下となります。
1ストレス
ストレスで脱毛症になる事は全てではないですが、とても多いです。また影響力も強いです。ストレスを感じることがあれば、その対処(ストレスを避ける、気にしない、発散をする)を行う事です。
2夜更しをしない
23時以降に起きていると自律神経が乱れて、体の炎症が起こりやすくなり、円形脱毛症が出来やすくなります。23時までには寝るようにしましょう。
3十分な睡眠をとる
睡眠時間が短くなると、病気が出やすくなります。最低でも7時間は寝ましょう。
4日焼けをする
日焼けが少ないと体内のビタミンDの量が減ります。またメンタルが傷みやすくもなります。1日に30分程度は日焼けをしましょう。
5砂糖/果糖ぶどう糖液糖
全身の免疫の7-8割は腸で出来ています。腸が悪くなると、免疫異常が起こって円形脱毛症になりやすくなります。
砂糖/果糖ぶどう糖液糖は腸を悪くしますので、減らすまたは止めることをおすすめします。
6緑黄色野菜を食べる
緑の濃い野菜(ほうれん草・小松菜等)はミネラルが豊富です。ミネラルが不足すると、慢性疲労、免疫低下、炎症、自律神経の乱れの原因となります。円形脱毛症の原因でミネラル不足は本当に多いです。
Q.カツラを準備しようと考えています。固定式はおすすめですか?
固定式のカツラは、今後脱毛症の治療を希望しない場合はおすすめします。診療するときは必ず脱毛症の部位の状態の診察が必要になりますので、取り外しができないカツラですと診療ができなくなります。将来どこかで脱毛症を治したいとお考えの方は着脱式のカツラをおすすめします。
Q.円形脱毛症で頭髪がなくなりました。残った頭髪を使って植毛手術を考えていますが、大丈夫ですか?
AGA(男性型脱毛症)/FAGA(女性男性型脱毛症)の場合は、植毛手術で病状の改善が可能です。それ以外の脱毛症は病気の性質上難しいと思います。詳しくは植毛手術を行われている江先生にご相談下さい。
病気になった時、頭髪を引っ張るたびに1~2本以上抜け毛があって、数か月から1年くらいで髪型が変わるまたは全部なくなる、頭髪以外も抜けてしまうような脱毛症は植毛はできません。
Q.円形脱毛症が進行期で広がります。抜け毛もあります。皮膚科の先生に治してもらっていますが、抜け毛が止まらず広がりが止まりません。どうすれば良いでしょうか?
円形脱毛症の進行期(抜け毛)を止める治療で外来通院で安全性の高い治療方法は保険診療では存在しません。脱毛面積が小さいと大学病院脱毛症専門外来でも治療できません。また抜け毛を止めないと、脱毛症がモグラ叩きになって病気が治りません。当院自費体質改善外来では広がる脱毛症(抜け毛)の原因を検査して見つけ、根本的に治療して抜け毛を止めて円形脱毛症を治しています。また原因がわかりますので再発対策も行っています。国内で当院以上の診療実績を持って脱毛症の根本治療/再発対策を行う治療は大学病院でも行っていません。治療の必要な方は当院自費体質改善外来の受診を強くお勧めします。
Q.円形脱毛症が3年くらい治していない状態です。今から病院にいっても大丈夫ですか?
診察して毛穴が確認できるなら治療して改善する可能性があります。毛穴が確認できない場合は、皮膚を切り取る検査で皮膚の中に毛穴が残っているかを確認して、毛穴が残っていれば治療を行います。当院では10年以上の脱毛症の方では毛穴が存在していないので、治療を中断したケースがあります。3年の場合は、適切な治療を行えば回復する可能性はあると思います。
Q.どれ位抜け毛があると病院に行った方が良いですか?
頭髪を引っ張るたびに何十本も抜け毛がある場合は、大学病院の受診が必要です。保険診療でステロイド大量点滴の治療ができる事があります。
頭髪を引っ張るたびに数本の抜け毛の場合は、保険診療で有効な治療は存在しません。これ位の抜け毛を止めるなら、当院自費体質改善外来の受診が必要です。