ここでは、不眠症/睡眠障害にお困りの皆様に役立つよくある質問についてお答えしていきます。
Q.どれ位の症状になったら受診したほうがよいですか?
A. 睡眠の異常な症状については以下の状態は受診が必要です。
上記の状態が原因で眠気や疲れがあり、日常生活に支障がある場合
上記の状態が原因で他の自律神経失調症の症状(頭痛・めまい・肩こり・動悸・手足の冷え・胃やお腹の不調・胸痛・息苦しい・下痢・便秘・抜け毛/脱毛症・手足の震え等)がある場合
Q.朝、昼、夜とあくびが出るにもかかわらず、夜は眠れません。私は不眠症でしょうか?病院に行った方が良いでしょうか?
A.不眠症です。とりあえずは病院への受診をおすすめします。
Q.不眠症で家の近所の内科を受診する予定です。薬で改善されるのでしょうか?
A.例えば当方が昔よく使っていた睡眠薬でゾルピデム(商品名:マイスリー)があるのですが、中等度以上の改善率が52.6%-60.0%でした。大体2人に1人から5人に3人は改善されると言われています。
Q.悪夢を見ますが、どうすれば良いでしょうか?
悪夢(いやな夢、怖い夢)はストレスです。受診が必要で、漢方が症状の改善に有効です。
ただストレスが続くなら、対人関係、仕事、生活の見直しをおすすめします。
Q.寝付けないのですが、原因は何でしょうか?
寝付けないという不眠症/入眠障害は交感神経の緊張によるものが多いです。
その原因は、
・ストレス(イライラする)
仕事/私生活が原因の時もありますが、病気であることや病気が治らない事もストレスになる事があります。
・食生活/酒/たばこ
夕食または就寝前の糖質/炭水化物が多い、香辛料や刺激の強い物(ニンニク、唐辛子等)を食べた、アルコール、タバコ
・生活環境
照明が明るい、パソコン/スマホ/テレビを寝る前まで見ている
・疲れ
仕事や遊びの疲れ、疲れ自体をストレスと感じる場合
・他の病気
慢性の痛み、慢性のかゆみ、慢性アレルギー、慢性感染症によるつらい症状またはそれに対するストレス、他の慢性病に伴う交感神経緊張やそれに対するストレス、慢性疲労(副腎疲労)、栄養障害、腸内環境異常、重金属汚染等
が考えられます。
上記の対処としては、生活習慣を見直してみたり、病院を変えてみるというのが有効であると考えます。
当院ですと、漢方治療によって改善されている方多くいます。また検査で原因を見つけて根本的な治療も行っています。
Q.毎晩21時くらいに眠くなって3時間ほど寝るのですが、その後に目が覚めてしまって朝まで眠れません。原因と対処はありますか?
A.所謂中途覚醒という状態です。原因は自律神経の乱れと思われます。当院では漢方とサプリメントを使用して、多くの患者さんの中途覚醒を改善しています。自宅で対処されるならヨガをおすすめします。
Q.6時間以上寝ているのですが、起きると疲れていて体が動きません。どういう事なのでしょうか?
起き抜けの疲れは熟眠障害と言われており、睡眠中の自律神経の乱れ(交感神経の緊張)から起こります。自律神経の乱れは様々です。
熟眠障害はひどくなると、疲れや自律神経失調症による様々な症状で働けなくなったり、外出できなくなったり、ずっと横になっていたりと生活が崩壊していきかねないです。早めの対処/受診をおすすめします。